Souvenir発売に関して、ejからのメッセージ訳文

出典:  http://www.ericjohnson.com/flash/news.html 掲載 07/12/2002
copyright: ericjohnson.com, 2002
「日本語文責: 山巻 由美子」

このinterviewは、EJ-Lで不定期に行なわれるものです。ej-jpがPark Streetの許可を得て翻訳/配信します。従って配信/引用等は、固くお断り致します。なお、日本語文責は、山巻 由美子が負っています。




Eric Johnsonよりのごあいさつ

みなさまへ、心からごあいさつ申し上げます。

近頃私は、自分の音楽のために新たな媒体を加えようかと考えて来たのですが、インターネットで折々に作品をリリースすることに思い至りました。通常のスタジオアルバムとスタジオアルバムの間に、中間シリーズとして、作品を出すのです。そうすれば、各々のレコードが、ライヴ録音から興味深いジャムまで、その他漠然とした音の追求までを網羅することになるので、面白そうだと思いました。

そして考えました。「どの音楽から始めようかな?」曲もたくさんため込んでいるし、ライヴ録音や、ワークスケッチも、長年に亘って積み上がったテープにたっぷりあるじゃないか、とすぐに思いつきました。そういったものは、通常は「デモ」として、録ったきりだったり未完成のアイデアだったりします。それでも、幾つかは、個人的に面白いと思っています。

このCDは、ここ25年の仕事のコレクションからのものです。私のテープ物置にずっと入っていたもので、元は荒削りなトラックや、ワーキングテープや、デモや、仕上げていない曲の様々なバージョンなどでした。今回の収録にあたって、録音した当時のままのものもありますし、リミックスを施したものもあります。また、元が未完成だったので今回完成させたものもあります。このレコーディング年代記は、しっかり聴いて楽しんで頂けると思います。私にとっても、通常リリースの合間というコンセプトのプロジェクトを開始させ、これまでを振り返る良い機会になりました。

元は標準的なリリースを目的としない録音ではありましたが、聴き手にとってこのレコードは、音間を聴き行間を読むことが出来るものとなっています。見た目は地味なものですが、それでも興味深い聴かせどころもあります。自分の感傷的な理由から、私にとって特別な音楽も、いくつか入っています。思い出や楽しかった時が、一杯詰まっているのです。これは私の個人的な記念品であり、みなさまと共有出来ることをうれしく思います。

これくらいにしておきましょう。CDを楽しんで頂けますよう。

みなさまのご多幸をお祈りいたします。

Eric